上海で一番美味い日式ラーメンは!?ベスト7を紹介!ミシュラン獲得のあのお店は更に進化【Shanghai Ramen of the Year 2024】
上海でも美味しい日式ラーメンを食べたい!と願う上海在住日本人の皆様へ。
本記事では、ジョイテルが総力を挙げて取材したラーメン店の中から、在上海の日本人なら絶対食べるべきラーメン店ベスト7『2024年版』を紹介します。
もちろん全てのお店でジョイテル日本人担当者が実食済。レストラン紹介アプリ等に記載されている情報を転載するだけのようなことはありません。
このランキングでは、上海で発行される日本語現地メディアではあえてあまり紹介されていないお店を中心に取り上げたいと考えています。
ジョイテルWebサイト記事では、日本人の皆様がなかなか見つけることができない上海現地事情に触れてほしいと考えているためです。
【Shanghai Ramen of the Year】美味しい日式ラーメンを紹介!
では早速、ランキングを紹介します。
まずは上海在住の皆様もご存じのあの店から!
もう中国・上海市における不動の名店と言えばこちら。ミシュラン・ビブグルマンでも紹介されるお店の上海店です。
■金色不如帰・東京拉麺
昨年に引き続き、まず一番に紹介するのはこちら「金色不如帰・東京拉麺」。
日本でもトップレベルに位置するラーメン店の一つであり、この中国・上海においてもその味を堪能できる納得の名店です。
東京・新宿御苑に本店「SOBA HOUSE 金色不如帰」がありますが、こちらは今でも行列が絶えません。
これから中国・上海へ渡航・滞在される皆様は幸運です。この名店の味を待ち時間もなく(※)上海でも楽しむことができるのですから。
(※待ち時間が無いのは、後述もしますがこのお店が中国の客層にとって高級和食店としての位置付けであるから!通常のラーメン店の概念を超えています)
こちらの金色不如帰の特徴は、60種類以上の食材を活用したスープ。
今回食したのは「貝汁塩味拉麺(ハマグリ塩ラーメン)」。
スープを口に含むとまずはハマグリと鯛の風味が広がり、乾物系の和風出汁の旨味を確認することができます。
食べ進むとトリュフオイルやポルチーニのペーストがスープに溶け出して、味が徐々に変化していくのが感じられます。
これらのペーストがスープに絡み終わると料理として完成されるような奥深い印象があります。
サイドメニューとして頼んだ「白松露油澳洲和牛小碗飯(白トリュフ油オーストラリア和牛小丼)」も最高の一品です。
トリュフオイルがライスに沁み込み、オーストラリア和牛?との相性も抜群です。
昨年からも何度も訪問をさせていただいているのですが、お店のコンセプトが更に進化しているのがわかります。
ラーメンという枠から、ラーメンを中心とした日本料理のコースに進化していると言えるでのはないでしょうか。
イタリア料理店であれば、軽くパスタだけを食べることもできるし、コース料理も楽しむこともできる。
こちらの金色不如帰・東京拉麺もそのようなラーメンという料理を一段と引き上げるようなコンセプトを目指しているのかもしれません。
こちらの店舗は上海市の金融街と言える浦東地区の国金中心ビルにあります。
いわゆる高級ブランドが並ぶ上海でも屈指の家賃が高い場所なのですが、それに合わせるように店構えや内装そして客層も、ラーメン店というよりはそれなりに高級な和食のお店と言った佇まいです。
若いカップルやランチをするビジネスマン等で賑わいを見せていました。
金色不如帰・東京拉麺
住所 : 世紀大道国金中心LG1-19商舗
(地下鉄2号線・陆家嘴駅から地下を通じて国金中心へ。City Superを目印にその上の階にあります)
営業時間 : 11:00-15:00 17:00-21:30
■麺屋庄野・麺や庄の
次に紹介するのは「麺屋庄野・麺や庄の」。
こちらも東京・市ヶ谷の名店「麺や庄の」の上海進出のお店。
東京・市ヶ谷の本店は、食べログ百名店を受賞したこともある名店です。
この上海店「麺屋庄野・麺や庄の」は、現地中国人の口コミでも上海No.1の日式ラーメンであるとの評価も高いようです(大衆点評から)。
場所は2号線・南京西路駅から徒歩1分、12号線14号口付近にある商業施設・豊盛里(丰盛里)1階にあります。
日本の本店とは異なるメニューのようです。
中国人向けのおすすめは大きめ具材をふんだんに入れた「黒蒜鶏塩湯拉麺」や豚骨味の「豚骨濃湯拉麺」ですが、やはり日本人としては「麺や庄の」の本来の味である「醤油清湯拉麺」をいただいてみるのがよいのではないでしょうか。
スープを口に含むと本格的な日本料理のような貝の出汁と醤油の味を感じられます。
写真は「醤油清湯拉麺」ともう一つのおすすめである「白松露白湯拉麺(白トリュフ鶏白湯ラーメン)」です。
トリュフオイルの味が上手くラーメンに馴染んで高級な味わいを醸し出しています。
この麺屋庄野がある豊盛里(丰盛里)が面する茂名北路の両側には、今、上海で一番注目のおしゃれスポット・張園があります。
古い建築物をそのままリノベーションし、レストランやカフェ、高級ブランド、雑貨店等が入ります。
週末は歩行者天国であり、多くの人々が行き交います。
週末のランチを「麺屋庄野・麺や庄の」で楽しみ、付近のカフェでゆっくりするのもよいのではないでしょうか。
麺屋庄野・麺や庄の(丰盛里店)
住所 : 茂名北路丰盛里店1号
(地下鉄12号線・南京西路駅から14号出口すぐ)
営業時間 : 11:00-14:00 17:00-21:00
■Ramen満吉(来福士広場店)
「Ramen満吉」は日本の名店「らぁめん小池」と「中華蕎麦にし乃」の海外一号店です。
店名の由来は、創業者水源裕満氏の「満」と中国人オーナー徐吉氏の「吉」から、とのこと。
日本人の皆様が、お手軽に美味い日本のラーメンを食べたいと思ったら、一番行きやすいお店でしょう。
日本人も多く住む中山公園駅に隣接する来福士広場の地下1Fにあります。
お店も広く入りやすい雰囲気です。
おすすめは「柚子鶏白湯拉麺」です。
鶏白湯(トリパイタン)に柚子を効かせた優しい味が特徴です。
ジョイテル担当者としては、この優しい鶏白湯の味が意外に気に入りました。
上海にはこの来福士広場店以外にも2店舗、K11と馬当路駅の南にもあります。
Ramen満吉(来福士広場店)
住所 : 長寧路1138号来福士広場B1-17号
(地下鉄2号線・中山公園駅から来福士広場へ)
営業時間 : 月~金 11:00-14:30 17:30-21:00 土日 11:00-21:00
■青山製麺・日式拉麺
こちらの青山製麺や次の平山拉麺は、中国におけるこれからの日系ラーメン業界におけるトレンドとなるのかもしれません。
日本で人気のラーメン店を研究し、同じような味を中国でも作り出そうという意気込みが感じられます。
メニューの名前も「博多豚骨拉麺」「二郎系拉麺」等。
いわゆる二郎系ラーメンは中国では貴重です。具材が多く、コストパフォーマンスが高いと現地中国人に評されているようです(大衆点評の記事等から)。
今回は博多豚骨拉麺を食しましたがこれはなかなかの一品です。
豚骨の旨味がしっかりと抽出されているのがわかります。
地下鉄2号線・江蘇駅から徒歩5分の所にあります。日本人の皆様も行きやすい場所です。
青山製麺・日式拉麺
住所 : 東諸安浜路191号-3
(地下鉄2号線・江蘇駅4号口から徒歩400m)
営業時間 : 11:00-14:30 17:30-21:00
■平山拉麺
上海に既に3店舗あり現地の中国の方にも人気があるのがわかるお店です。
「黒蒜豚骨拉麺」「二郎拉麺」等のメニューがおすすめです。
今回、様々な中国・上海ラーメン店を食べ歩き、そのトレンドとして確認できたのは、中国人から見て一番好みのラーメンは豚骨味のようです。
豚骨ラーメンと鳥の唐揚げや枝豆などを一緒に食べるのが定番です。
以前より中国・上海でもとんこつラーメンのチェーンである一蘭ラーメン等は大人気ですが、これにインスパイアされた経営者がこの人気の味でお店を勝負しているようです。
こちらのサイドメニューである「マヨネーズチャーシュー丼」はなかなかの一品です。
ラーメンと共にこちらをぜひとも頼んでみてください。
平田拉麺(延平路店)
住所 : 延平路260号
(地下鉄7号線・昌平駅3号口から徒歩70m)
営業時間 : 11:00-14:30 17:00-21:30
その他、1699広場店、香花橋店があります。
■京都一乗寺拉麺豚人
こちらは日系ラーメン店のみならず、中国・上海における屈指の行列店。
一時的な流行ということではなく、開店当初の数年前からこの行列が週末は当然に平日でも1時間以上は続く人気のお店です。
つまり、おそらくは中国・上海における日系ラーメンとしては一番人気のお店。
お店に到着したらまずは整理券をもらいましょう。
整理券にQRコードが印刷されているので、これを微信(Wechat)でスキャンするとすぐに現在何人待ちであるかがすぐにわかるシステムです。
こっちらのおすすめは「濃厚塩味豚骨」「濃厚醤油豚骨」。
麺を「中巻麺」「細麵」「天龍麺」から選ぶことができるのはこれはお好みで。
サイドメニューのチャーハンもおすすめです。
店内での写真撮影はお断りとのことであったため、今回は外の看板と営業時間の案内だけ。
(大衆点評にはラーメンの写真は数多く掲載されていたので、厨房やそこで作業をされる方を写さないようにということだったのかもしれません)
わかりにくい場所にあるのですが、この特徴的な看板を探していってみましょう。
京都一乗寺拉麺豚人
住所 : 叶家宅路100号創享塔園区10棟151室
(地下鉄7号線・昌平駅3号口から徒歩70m)
営業時間 : 11:00-14:30 17:00-21:00
■白屋・北海道札幌拉麺
中国・上海ではなかなか食べられない本格味噌ラーメンを出すのが「北海道拉麺・白屋」。
こちらの特徴はやはり麺。
日本から空輸しているらしい「西山製麺」の麺。
札幌ラーメンの定番とも言える麺です。
この「西山製麺」の麺を中国・上海で味わうことができるのは貴重な存在です。
この味噌味と西山製麺の麺を味わうために通いたくなります。
しかしながら味噌ラーメンは中国人の味覚には合わないのでしょうか?あまり他の店は見かけません。市中の日本料理の定食屋等で味噌汁を飲むと日本よりも断然に薄味であるのがわかります。
中国人に受け入れられる味噌味と日本人の好きな味噌味では若干に違いがあるのかもしれません。日本人向けの「濃厚味噌味」と現地中国人向けの「味噌味」で分けて提供してくれればいいのに!と感じました。
お店は上海のららぽーとのレストランフロアにあります。
白屋・北海道札幌拉麺
住所 : 新金橋路738号啦啦宝都509B
(地下鉄9号線から徒歩750m・上海ららぽーと店内)
営業時間 : 11:00-21:00
中国・上海の日式ラーメンの歴史と今後
2023年に本企画を開始し、ジョイテルホームページの中国トピック記事としては一番アクセス数の多い人気のコンテンツです。
皆様やはり異国の地においても、日本のラーメンが忘れられない、定期的に食べたくなるということなのでしょうか。
※2023年のランキングに興味のある方は!?
上海で一番美味い日式ラーメンは!?ベスト5を紹介!やはりミシュラン獲得のあのお店が強い
以前は上海の日式ラーメンと言えば、上海市に在住する日本人が行くものという感覚がありました。
しかしながら、現在では現地中国人に受け入れられる日式ラーメンが増えてきているのは間違いありません。
おそらくですが日本とは異なるラーメン店の成功要素の一つにサイドメニューがあるのではと感じます。
鳥の唐揚げや枝豆が定番ですが、今回紹介の「金色不如帰」のように、ラーメンを中心としたコース料理を出すという考え方も面白いのかもしれません。
前回2023年記事にて紹介した「怡己・三ツ矢堂(静安店)」は閉店のようです。
ジョイテル担当者としては非常に残念です。これまで紹介した日式ラーメン店の中では最も行く頻度が多いお店であったので、、
郊外にある海倫店は現在も営業をしています。ぜひともまた訪問して記事にて紹介したいと考えています。
本記事をお読みの中国在住・日本人の皆様へ!
もし皆様がお気づきになられた上海の日式ラーメン店がありましたら、ぜひともジョイテルサポートセンターへ情報をお寄せください。
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