日本と中国の関係を憂う|人的交流を維持して発展的な関係構築となることを願います
ここ最近、日本でも大きく報道されている通り、中国現地において日本と中国の関係に大きく影響を及ぼす事件が発生しています。
日本人の皆様の安心・便利な中国渡航をサポートするジョイテルとしても、それらの事件を無視することはできないと考え、短いながら哀悼の意を表するために本記事を投稿いたします。
日本と中国の関係に大きく影響を及ぼす事件
2024年9月、中国広東省深圳の日本人学校近くで同校に通う男児が男に刺された事件がありました。
外務省海外安全ホームページ – 中国:凶悪犯罪に対する注意喚起
事件に関係する御家族の深いお悲しみを思い、謹んでお悔やみを申し上げます。
この事件に至る動機の解明や再発の防止について具体的な対策が示されることを望みます。
そして、実際に中国現地においては、この事件に対してどのように捉えられているのでしょうか。
少なくとも深圳の現地においては、日本人も中国人も深くこの事件に対して悲しみをもって哀悼の意を表しているようです。
深セン男児刺殺で広がるデマ「献花を警備員が撤去」→「違います」学校訪れ、デマ訂正した日本人の思い
この記事にもあるように、中国・現地事情がわからないのに扇動した発言をするようなことは避けるべきことであると考えます。
日本と中国の人的交流が信頼関係構築の不可欠な要素
ジョイテルも感じる最近の傾向は、中国におけるベテランの日本人経営者やビジネスマンが日本への本帰国を決めたというケースが非常に多いことが挙げられます。
コロナ以前より日本人の数は漸減傾向にありましたが、それでも尚、中国ビジネスに人生を掛けた人達がまだまだ多く残っていたのですが、しかしながらそれらの人達がこの数週間において本帰国を決めてお別れの会を催すという場面に多く出会うこととなりました。
人的交流による相互理解こそが国と国の間の信頼関係と友好関係を発達させていく上で、不可欠の要素であると考えられます。
中国事情に精通する方々が中国に関連するビジネスや生活から離れていくことは非常に憂慮すべきことです。
数年から十数年以上の長期的な視点で見れば、日本と中国の関係には大きな波がありました。
2012年には反日デモの盛り上がり等の事態により、一時的に交流が途絶えることに事態にもなりましたが、それも乗り越えて中国進出を進める日本企業が多数存在していることも事実です。
少なくとも中国に滞在する日本人のほとんどは、日本と中国の交流の意義を感じていることは間違いありません。
相互の交流が途絶えてしまうことが真の危機をもたらすことになると考えられます。
これらの人的交流を維持するために、繰り返しですが、事件に至る動機の解明や再発の防止について具体的な対策が示されることを望みます。
改めて事件に合われた方への深い哀悼の意を表し、日本と中国の現状を憂い、今後また発展的な関係を構築することができることを願い、本記事を投稿いたします。