これから中国へ渡航する皆様必見!【完全版】検査・健康コード・健康申告の流れを解説
※2023年10月31日追記
2023年10月26日、中華人民共和国海関総署は、中国出入国時の際に求めていた「中国出入境健康申告(いわゆる健康コード)」を11月1日以降は不要とする旨を発表しました。
【速報】2023年11月1日以降中国出入国時の健康コードが不要に!ついにコロナ禍以前に戻ります
以下記事はこれまでのコロナ禍対策における活動の記録として残しておきます。
参考までにご覧ください。
今!なぜ中国渡航に中国携帯電話番号が必要?
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※2022年12月27日追記
2022年12月26日に中国国家衛生健康委員会、国務院からコロナ禍対策について大幅緩和とする旨の発表がなされています。
中国への渡航日が2023年1月8日以降となる場合は、こちらの手続きフローをご覧ください。
【速報】2023年1月8日以降の中国渡航手続き・税関出入国健康申告について解説
中国国家衛生健康委員会、国務院からの発表はこちらの記事をご覧ください。
【速報】1月8日より中国入国時の隔離不要に!コロナ予防管理措置はほぼ解除の方向へ
以下記事は2023年1月7日以前の手続きに関する参考となります。
これから中国へ渡航する皆様必見!渡航直前のPCR検査から3つの健康コード(健康コード/税関出入国健康状況申告書コード/各地域の健康コード)までの申請手続きについて解説します。
【2022年11月完全版】です。これを読めば安心して中国へ渡航することができます!!
【追記】2022年11月11日中華人民共和国国家衛生健康委員会が新たな措置を発表しています。
【速報】中国入国後の隔離は「5+3」搭乗前PCR検査も1回に変更|中国コロナ対策が緩和の方向へ
2022年11月11日発表の措置により、本記事について大幅修正しています。
上記ジョイテルの最新記事のご確認もお願いします。
中華人民共和国駐日本国大使館の以下発表を反映しています。
・【2022年11月16日】中国渡航前検査及び健康コード申請 の最新措置について(2022年11月16日更新)
・【2022年2月18日】2022年2月28日より渡航前検査及び健康コード申請の最新措置について
・【2022年1月7日】2022年1月12日より中国渡航におけるPCR検査追加のお知らせ
・【2021年9月6日】重要!健康コードに関する最新のお知らせ
健康コード等渡航手続きに必要な資料
以下の必要書類をそれぞれ写真に撮り、Webサイトにアップロードできるようにしてください。
スマホで写真に撮って保存しておくのが簡単ですが、パソコンで以下③の手続きを実施する場合は画像ファイルをパソコンに保存をしておいてください。
もちろん現物の紙もいつでも提出可能であるように、渡航中は手元に準備をお願いします。
■健康コード申請に必要な書類
・パスポート(写真のページ)
・住民票(無ければ必要はありません)
・中国ビザ或いは居留許可(パスポートの該当記載のページ)
・航空券の予約証明
・指定フォーマットのワクチン接種証明書(ワクチン接種が完了した方)
・搭乗予定48時間以内のPCR検査陰性証明書(2022年11月11日変更による)
(※)PCR検査陰性証明書は中国大使館/領事館所定フォーマットを使用した証明書とする必要があります。
■搭乗予定48時間以内にPCR検査を実施(2022年11月16日変更反映)
駐日中国大使館は、11月16日より日本から中国に渡航する際のPCR検査に関連する手続きを変更する旨を発表しました。大幅な緩和です。
【~2022年11月15日・変更前】
・搭乗予定日の7日前にPCR検査(「予備検査」と呼びます)を実施すること
・搭乗予定日3日以内に、24時間以上間隔をあけて2つの指定検査機関にてPCR検査を行うこと(「交差PCR検査」と呼びます)
↓
【2022年11月16日~・変更後】
・搭乗予定48時間以内にPCR検査を1回実施し、その陰性証明書を得ること
■日本国内でワクチン接種済みの方についての注意点
・ワクチン接種が完了した後、14日間を経てから渡航直前のPCR検査を実施してください。例えば2月27日にワクチン接種完了の場合、3月13日からPCR検査が可能となります。
・ワクチン接種が完了した方は、ワクチン接種完了証明の提出が必要です(抗体が陰性の場合も必要です)。日本でワクチンを接種した場合、市町村の発行した「新型コロナウイルス予防接種証明書」以外の証明書は使用不可です。
厚生労働省が発表している海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書についてもご覧ください。
■登録のため事前に確認が必要な情報
・中国の滞在先住所(強制隔離(14日間)後に滞在するご自宅もしくはホテル等情報)
・中国におけるご本人以外の連絡先(氏名・電話番号)
■渡航までに必要な手続きの流れ
1. (搭乗48時間以内)PCR検査を1回実施し、その陰性証明書を得ること
2. (渡航前日20時まで) 書類一式を大使館Webサイトにアップロードして健康コードを取得
3. (中国入国24時間以内)中国税関出入国健康状況申告書コードを取得
4. (中国入国後)中国各地域健康コードを取得
■渡航までのスケジュール例
(例)渡航の航空便が11月20日14:00の場合
・11月18日14:00以降にPCR検査を実施
・11月19日20:00までに申請書類一式を指定のWebサイトに提出
微信(Wechat)アプリのインストール
渡航時の申請手続等に必須という訳ではないのですが、日本にいらっしゃる間に強くおすすめしたいのが「微信(Wechat)」アプリのインストールです。
中国生活には中国SNS「微信(Wechat)」の利用は必須です(日本のLINEに相当します)。
中国各地における健康コードアプリをダウンロードするために、微信からバーコードを読み込む必要もあります。
まずは、ご自身のスマホに微信(アプリストアで「微信」もしくは「Wechat」で検索)をインストールし、利用可能な状態にしてください。
この時点では微信のバーコード決済機能までは必要ありませんので、中国の銀行情報等は不要です。
日本国内の携帯電話番号により認証ができます。
1. 搭乗48日以内にPCR検査を実施して陰性証明書を獲得
搭乗48時間以内に1つの検査機関でPCR検査を行う必要があります。
中国大使館が指定する検査機関は無くなりました。
所定のフォーマットを使用した検査証明書を取得できる任意の検査機関(厚生労働省が認可している機関も可)で検査を行うことができます。
■搭乗48時間以内とは?検査日時の考え方
検査日時とは検体採取日時(書類が発行された日時ではなく、実際に検査を実施した日時)です。
例えば、11月18日14:00に検査(検体採取)をした場合、渡航は11月20日14:00より後にすることはできません。
つまり、フライトが11月20日14:00の場合、11月18日14:00以降の日時に検体採取をする必要があります。
■中国大使館おすすめの指定検査機関!成田国際空港PCRセンター等
関東と隣接県の皆様向けですが、中国駐日本国大使館がおすすめする検査機関を発表しています。
中国駐日本国大使館管轄地域検査機関リスト
渡航前日に成田国際空港PCRセンターにて検査を受け、成田空港周辺のホテルに宿泊して翌日に出航するスケジュールもよいのではないでしょうか。
成田国際空港PCRセンター
https://www.nms-pcr.com/
受付から陰性証明書発行まで最短2時間で可能であるとのこと。
「中国大使館指定検査機関」と明記されており、この中国への渡航に活用できるような実績も多数あるようです。
まずは、このセンターの公式サイトまたは電話にて2日前までに必ず予約を取りましょう。中国大使館・総領事館指定フォーマットの陰性証明が必要であることも忘れずに伝えておきましょう。
それぞれの検査機関へ検査意図を説明して、中国大使館/領事館が指定するフォーマットを発行してもらえるように確認をお願いします。
PCR陰性証明書を取得後すぐに2.の手続きを実施することができるようになります。
中国大使館Webサイトへのアップロードには期限があります。本記事下の表「中国大使館Webサイトへのアップロード期限」を確認してください。
2. 書類一式をアップロードして健康コードを取得
1. で取得した書類一式を中国大使館Webサイトにアップロードします。
中国大使館Webサイト(https://hrhk.cs.mfa.gov.cn/H5/)または下記QRコードにて、アカウント登録をして手続きを実施します。
■健康コード申請
本フローではiPhoneアプリの場合を例として解説します。上記QRコードを読み込むと以下の画面が表示されて手続きが始まります。
①[Register now]をクリックしてアカウントを登録します。
②メールアドレスを入力して[Get the verification code]をクリックすると登録したメールアドレス宛に認証コードが通知されます。この認証コードを[Email verification code]に入力し、確認のチェックボックスをチェックしてから[The next step]をクリックします。
③パスワードを登録します。
④日本人であれば[Foreign Passengers~]を選択して[confirm]をクリックして次へ進みます。
⑤本アカウントへのログインパスワードを忘れた際等に確認が行われる秘密の質問に回答します。回答を入力した画面はそのまま保存をしておいた方がよいでしょう。
⑥新規の登録であれば[Apply for~]を選択して次へ進みます。
⑦本人の登録であれば[Apply for my~]を選択して進みます。
⑧個人情報を入力します。
・Name – パスポートに記載されている氏名(ローマ字)を入力
・Type of document ー passportを選択
・Passport Number – パスポート番号を入力
・Upload a picture of the passport ~ – パスポートの本人写真掲載ページをアップロード
・Upload a picture of Chinease visa ~ – パスポートのビザ掲載ページもしくは居留許可をアップロード
・Natinality – othersを選択した後、日本国籍であれば[Japan]を選択
⑨個人情報を入力します。
・Valid mobile phone number – 携帯電話番号を入力・日本の携帯電話番号(+81)でOKです。
・Gender – 男性(male)/女性(female)を選択
・Date of Birth – 生年月日を選択
⑩渡航情報を入力します。
・Origin country~ – 出発地を選択
・No. of flight~ – 出発地に搭乗したフライト番号を入力
・Time of flight~ – 出発地のフライト出発時刻を選択
(経由地がある場合はこれを入力しますが、経由地がある場合は中国入国ができません)
・City of Entry – 中国の入国都市を入力
⑪検査結果を入力します。
・ページ上 – PCR検査結果を選択します。もちろん「negative」ですね。
・ページ下 – 血清検査を選択します。もちろん「negative」ですね。
⑫証明書をアップロードします。
・ページ上 – PCR検査証明書
・ページ下 – 血清検査証明書
⑬PCR検査・血清検査それぞれの検査機関を選択します。
・Please select a nucleic acid~ – PCR検査の検査機関を選択
・Please select a serum lgM~ – 血清検査の検査機関を選択
・Please select the sampling~ – 検査日を選択
⑭旅程をアップロードします。
・Please upload pictures~ – 航空券の予約証明書と住民票をアップロード。住民票は無ければ必要ありません。
・Have you got a COVID-19~ – ワクチンの接種有無(Yes/No)を選択して[Submit]。
申請完了後、中国駐日本大使館・総領事館側の確認により“HDC”マークのグリーン健康コードが発行されます。
本アカウントに再度ログインすることにより、健康コードを確認することが可能となります。
■フライト毎に中国大使館Webサイトへのアップロード期限が異なります
フライト毎に中国大使館Webサイトにおける申請手続き・陰性証明書のアップロードのための期限が異なります。フライトによっては搭乗当日が期限となっている場合もありますが、前日20:00までにはこの手続きを完了させておくのがよいかと思われます。
現時点での日本から中国への航空便の一覧としても活用できますのでご確認をお願いします。
(2021年8月中国大使館webサイトから抜粋)
曜日 | フライト | 出発地 | 目的地 | 申請期限 |
---|---|---|---|---|
月 | 全日空NH931 | 成田 | 深圳 | 前日20:00まで |
春秋IJ253 | 成田 | 天津 | 当日09:00まで | |
火 | 日航JL829 | 成田 | 大連 | 前日20:00まで |
東航MU594 | 成田 | 西安 | 当日09:00まで | |
吉祥HO1334 | 関西 | 上海 | 当日12:00まで | |
水 | 日航JL829 | 成田 | 大連 | 前日20:00まで |
全日空NH933 | 成田 | 広州 | 前日20:00まで | |
全日空NH927 | 成田 | 青島 | 前日20:00まで | |
厦航MF810 | 成田 | 福州 | 当日10:00まで | |
南航CZ8102 | 成田 | 広州 | 当日10:00まで | |
国航CA146 | 成田 | 杭州 | 当日12:00まで | |
木 | 日航JL829 | 成田 | 大連 | 前日20:00まで |
全日空NH929 | 成田 | 杭州 | 前日20:00まで | |
南航CZ628 | 成田 | 瀋陽 | 当日09:00まで | |
国航CA930 | 成田 | 上海 | 当日11:00まで | |
吉祥HO1609 | 関西 | 南京 | 当日11:00まで | |
金 | 日航JL87 | 成田 | 広州 | 前日20:00まで |
日航JL829 | 成田 | 大連 | 前日20:00まで | |
春秋IJ125 | 成田 | 南京 | 前日20:00まで | |
春秋9C6396 | 関西 | 常州 | 前日20:00まで | |
東航MU524 | 成田 | 上海 | 当日09:00まで | |
深航ZH8058 | 成田 | 無錫 | 当日10:00まで | |
厦航MF810 | 成田 | 福州 | 当日09:00まで | |
土 | フライト無し | - | - | - |
日 | 全日空NH919 | 成田 | 上海 | 前日20:00まで |
春秋IJ213 | 成田 | ハルピン | 前日20:00まで | |
深航ZH9052 | 成田 | 深圳 | 当日09:00まで | |
春秋9C6218 | 成田 | 上海 | 当日14:00まで |
3. 中国税関出入国健康状況申告書コード
中国入国時に入国カウンターにて中国検疫官へ「中国税関出入国健康状況申告書コード」の提示が必要となります。
微信アプリから読み取る場合は以下を読み込んでください。左は英語版、右は中国語版です。
アプリでの申請も可能です。左はAndroid版、右はiPhone版です。
中国到着予定時刻の24時間前から申請可能です。
登録内容の中に、フライトの座席番号の入力箇所がありますが、座席が決まっていない・事前座席指定が行えない場合は、一度「NA」と選択してから、出発当日に座席番号を上書き修正することができます。
座席番号を入力し、登録完了後に表示される二次元コードは中国入国の際に提示が必要ですので、必ずご自身で保存してください。
■中国税関入国健康コード申請
中国税関入国健康コード申請は、ご自身のパスポート情報、日本の住所情報、中国における滞在先情報(14日間隔離後のホテル等)、中国における連絡先(ご本人のものではなくても可)等があればスムーズに完了できます。
①「文<>A」をクリックして言語選択します。日本語が選べます。
微信からQRコードを読み込んだ場合、微信アカウント情報と連携して表示されます。「ようこそ」の下に微信アカウントの登録名が表示されます。
②-⑧健康状況申告に各個人の情報を入力します。[送る]を押して完了です。
4. 各地域の健康コード
中国各地域において指定の健康コードがあります。この各地域の健康コードが、一般的な中国人も利用する「健康吗(jiankangma)」と呼ばれるものです。隔離期間後に皆様が市内を自由に行動するために必要となります。
空港やショッピングセンター、ホテル、公共施設等を通行する際に提示が必要となる場合があります(提示を求められるか否かはその施設によります。あまり厳密なものではありません)。これらの施設の入口で係員が立っており、通行する人がスマホの画面を見せて通るような状況であれば、この「健康吗(jiankangma)」を見せているとお考え下さい。
以下のバーコードを微信アプリから読み取ると、各地域の健康コードの登録画面が表示されます。
この「健康吗(jiankangma)」の提示を求められる場所には、これを設定するためのQRコードが掲示されている場合がほとんどです。空港等の場合、搭乗前のチェックインカウンターで行き先の地域の健康コードがダウンロードできるようになっています。
一般的な中国人が中国国内の他都市へ移動する際にも利用するものであるため、外国人だから特別な情報が必要ということはなく、必要になったその場でも登録が可能ですのでご安心ください。
しかし、全ての地域の健康コードは確認できていませんが、中国現地の携帯電話番号(+86)を登録する必要がある場合も多いようです。
隔離期間終了後に中国現地の携帯電話ショップ駆け込むのでは間に合いません!事前に中国携帯電話番号の入手を検討しましょう!!
中国携帯電話番号は渡航前に必要でしょうか?
結論から申し上げますと、渡航直前と当日の入国健康コードと税関健康コード申請には中国携帯電話番号は必要ありません。
上記フローでも見たように、健康コードへ登録する携帯電話番号は日本の携帯電話番号でも大丈夫です。
しかしながら、中国生活に必要なSNSアプリの微信、決済アプリの支付宝、各地で提示が必要な地域健康コードの認証には中国携帯電話番号が必要となります。
隔離施設を出た直後から他の施設への出入りや交通機関を利用する際に地域健康コードが必要になる場面が発生します。地域健康コードが必要になってから慌てないように中国への渡航前、遅くとも隔離期間中に準備をしておく必要があるでしょう。
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また、この各種健康コードの申請には中国現地でのインターネットの利用が必須です。
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付録 中国駐日大使館・所定フォーマット発行検査機関リスト
中国大使館webサイトに記載のPCR検査機関リストです。
- 駐日本大使館管轄地域内検査機関
- 駐大阪総領事館管轄地域内検査機関
- 駐福岡総領事館管轄地域内検査機関(2022年11月16日時点未発表)
- 駐札幌総領事館管轄地域内検査機関(2022年11月16日時点未発表)
- 駐長崎総領事館管轄地域内検査機関(2022年11月16日時点未発表)
- 駐名古屋総領事館管轄地域内検査機関
- 駐新潟総領事館管轄地域内検査機関
※本記事のイラストは「イラストAC」からダウンロードして利用させていただいています 。