中国入国後の隔離は「5+3」搭乗前PCR検査も1回に変更|中国コロナ対策が緩和の方向へ
※2022年12月27日追記
2022年12月26日に中国国家衛生健康委員会、国務院からコロナ禍対策について大幅緩和とする旨の発表がなされています。
※2023年1月8日追記
中国への渡航日が2023年1月8日以降となる場合は、こちらの手続きフローをご覧ください。
【速報】2023年1月8日以降の中国渡航手続き・税関出入国健康申告について解説
以下記載内容はこれまでの参考情報としてご確認ください。
2022年11月11日、中国の国家衛生健康委員会は、新型コロナウィルスの予防・管理措置について新たな通知を発表しました。
動的ゼロコロナ政策の継続には変わりませんが、緩和の方向へ大きな変更措置となる方針を明らかにしています。
↓健康委国家衛生健康委員会による発表(中国語です)
新型冠状動脈性肺炎の予防・管理対策の科学的精度での更なる最適化に関するお知らせ
↓中国大使館の発表です。
中国渡航前検査及び健康コード申請 の最新措置について (2022年11月16日更新)
※2022年12月8日追記
既に上海市の発表により、コロナ禍対策が更なる緩和が発表されています。
【速報】上海市等各都市にてコロナ禍対策大転換!揺れ動く対策だがこのまま緩和の方向へ?
日本から中国への入国者は「5日間集中隔離+3日間自宅隔離」
これから日本から中国へ渡航する皆様にとって大きな影響は、いわゆる中国入国時の水際対策です。
これから中国へ渡航する皆様必見!【完全版】検査・健康コード・健康申告の流れを解説
中国への入国者に対する隔離措置は、これまでの「7日間の集中隔離+3日間の自宅健康観測」から「5日間の集中隔離+3日間の自宅隔離」に2日間短縮されます。
更に細かい点で言えば、海外から入国した地点でこの隔離期間を過ごした後は、最終的な目的地へ行く場合には重複しての隔離は必要無しとされます。
(例えば、まずは日本から青島等に渡り、隔離期間を経て目的地である上海へ行く場合は、青島と上海の両方で隔離が必要な場合がありましたが、このような重複した隔離は必要無しとなるということになります)
集中隔離時には、1日目、2日目、3日目、5日目にPCR検査を受けます。その後自宅隔離時には、1日目と3日目にPCRを受けます。
渡航前PCR検査回数も1回に|航空便の増減には制限無し
これまでは搭乗48時間以内に2回のPCR検査陰性証明を求めてきましたが、これも1回の検査に調整されることになります。
(この1回の検査をどの指定病院で実施する必要があるかについては、本記事掲載時点では発表されていません)
更に、国際便もこれまでは1航路あたり1航空会社週1便等の規制がありました(徐々に増便が認められていましたが)が、この規制が全面的に解除となりました。
つまり、今後の航空便の増減は需要に応じて航空会社の判断に任せられることになります。
このコロナ禍対策において、中国へ渡航する皆様を悩ませていたものの一つに、航空チケットの料金がありました。
今後は、この航空便の増便に伴いチケット料金も値下がりが見込まれるのではないでしょうか。
コロナ対策の更なる改善に関する通知・8つの調整
中国の国家衛生健康委員会は「コロナ対策の更なる改善に関する通知」として、上記を含む主に8つの調整を行うことを発表しています。
この中でも、日本人の皆様に関係のある事項について以下表に記載します。
調整前 | 調整後 | |
---|---|---|
海外から中国への入国 | 7日間集中隔離+3日間自宅健康観測 | 5日間集中隔離+3日間自宅隔離 |
渡航前PCR検査 | 航空便搭乗48時間以内にPCR検査陰性証明を2回実施 | 航空便搭乗48時間以内にPCR検査陰性証明を1回実施 |
航空便の制限 | 国外からの航空便への制限無し (航空会社の判断による) |
|
濃厚接触者への対応 | 7日間集中隔離+3日間自宅健康観察 | 5日間集中隔離+3日間自宅隔離 |
濃厚接触者との接触者判定 | 判定を行わない | |
高リスク地域から移動時の対応 | 7日間集中隔離 | 7日間自宅隔離 |
リスク分類 | 高・中・低の3類 | 高・低の2類 |
「自宅健康観測」が「自宅隔離」へ変更される等、表現上の緩和も見逃せません(中国の政策ではこのような表現の違いには大きな意味が込められている場合が多いようです)。
しかしながら、自宅隔離期間中も外出はできません。気を緩めることなく注意が必要です。
また、「過剰な健康コード管理問題」について整備を行うとの記載もあります。
現在は中国で生活するあらゆる場所で健康コードを表示しなければなりませんでしたが、これも緩和の方向で検討が進むのかもしれません。
この方針により、上海市等の各地域において具体的な運用方法が策定されて発表される運びです。
地域によっては、定期的なPCR検査が不要(無料で提供する予算が無くなったという噂も)となった地域がある等、既に緩和の方向に向けて動き出しているのかもしれません。
これまでにジョイテルがまとめた中国渡航準備についてまとめた記事もご確認ください。
これから中国へ渡航する皆様必見!【完全版】検査・健康コード・健康申告の流れを解説
中国生活には「健康コード」が必須|中国携帯電話番号SIMを日本で受け取り健康コードを準備
コロナ対策は緩和の方向ですが、中国の生活には依然として「健康コード」が必要です。
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※本記事のイラストは「イラストAC」からダウンロードして利用させていただいています 。