【2022年10月】中国VPNがつながらない?VPNの仕組みを解説|安心インターネットを利用したいなら
2022年10月から本記事掲載時点でも中国から日本その他各国へのVPNの接続が不安定となっています。
その原因はただ一つ。
日本人の皆様もご存じの通り、2022年10月には中国において大きな政治イベントがあり、このような時期には中国から海外へのインターネット通信に対する規制が強化されるためです。
中国VPNは技術的には全て同じです
本記事をご覧になられる皆様は、利用しているVPNが不安定になったり日本への接続がまったくできなくなったりしているのではないでしょうか?
利用可能なVPNを探してお悩みになる方も多いことでしょう。
「中国 VPN」で検索すると(←Google検索です・皆様のパソコン・スマホから検索はできるでしょうか?できない場合は「中国どこでもWiFi」をお試しください!)様々なサービスがランキング形式で紹介をされていたりします。
紹介されている全てのサービスを試してみるのも面倒ですし、一時的には接続ができるものであってもすぐに利用できなくなる場合も多いようです。
様々なVPNが独自の暗号化方式やサーバー数をアピールしていますが、実際のところ、つながるつながらないは単なる運のようなものです。
VPNと呼ばれるサービスは全て技術的には同じであるためです。
そもそもVPNとは?その仕組みを解説
「VPN」は「Virtual Private Network」の略です。仮想的なプライベートネットワーク(第三者からはアクセスができないネットワーク網)と言う意味です。
VPN自体は一般的な技術であり、中国には関係の無い日本のオフィスでもよく利用されています。
例えば、このコロナ禍においてリモートワークでご自宅やその他の拠点からオフィス内のサーバーへアクセスしたことがあるでしょうか?
このように拠点間を仮想的なプライベートネットワークで接続して安全に通信を行う仕組みがいわゆるVPNです。
このトンネルには認証された機器・ユーザーのみが入ることができます。
そして通信の送信側、受信側の機器が、通信するデータに対してカプセル化と呼ばれる暗号化の処理を行います。
送信側と受信側の経路上に第三者は入ることができない仮想的なトンネルが構築され、その中を暗号化によって見ることができないデータが行き来するようなイメージを持っていただければよいと思います。
VPNは通信経路上で特定しやすい?規制に弱い仕組みです
この技術を応用して中国から海外へ接続するVPNサービスが提供されます。
拠点の片方がユーザーのパソコンやスマホ、もう片方がVPNサーバーです。
このVPN通信により、その通信がどこに接続をするのか?(GoogleやLINEなのか?)が第三者からはわからなくなることにより、中国からでも規制対象となるWebサイト等へアクセスができるようになります。
しかし、このVPNによる通信の特徴は、第三者から見てそこにトンネルがあるということが簡単にわかることなのです。
インターネットの通信経路上は、暗号化によってデータの中身はわかりません。しかし、トンネルそのものがあるのはわかります。
第三者がそのVPNトンネルを通行止めにしてしまうことは簡単にできるのです。
(技術的に言うと、VPNが利用する特定のポートや暗号化の特徴を検知して停止することになります)
これが中国における通信規制によりVPNが不安定になったりそもそも通信ができなくなったりする原因です。
中国におけるインターネット規制は、中国国内から海外へのVPNトンネルを無差別に遮断してしまいます。
これにより、いわゆるVPNサービスや一般的な企業が中国現地オフィスと日本のオフィスやシステムへ接続するために使う拠点間VPNも一様に不安定となったり接続ができなくなったりします。
繰り返しですが、VPNサービスは、様々な提供会社がつながりやすさをアピールしていますが「技術的には全て同じ」であり、規制強化による不安定や遮断を回避することはできません。
もうVPN選びで悩むのはやめましょう!どれを選んでも同じです。
中国・日本間インターネット!たった一つの解決策とは?
では安定的な中国・日本間のインターネットはどのように実現できるのでしょうか?
解決策はただ一つ。許可された中国・日本間の国際回線を通じてインターネット接続を行うことです。
中国の正式な通信会社が提供する国際回線を用いて中国・日本間を接続します。中国の通信会社が提供するにあたり、様々な許認可を受けることにより正式に許可されたインターネット接続となります。
昔ながらの国際専用線による接続もこれに含まれます。また、数年前よりサービスが開始されている日本の国際空港等でレンタルができるモバイルWiFiルーターも同じような特別な回線によりサービスを実現しています。
もちろんジョイテルが提供する「中国どこでもWiFi」シリーズの「モバイルプラン」「ホームプラン」「レンタルプラン」「JOYTEL SIM」もこの正式な国際回線を用いてサービスを提供しています。
安定的な中国・日本間インターネットをご希望なら!?ぜひともジョイテル「中国どこでもWiFi」をご利用ください。
「ホームプラン」なら無料で2週間のお試しが可能です。
※本記事のイラストは「イラストAC」からダウンロードして利用させていただいています 。