中国でもテレワーク!ファイルサーバークラウド化がBCP(事業継続計画)の核心・発票電子化も
中国でもテレワークのための仕組みづくりは必須です。
2022年4月現在も上海市やその他都市のロックダウンにより、業務の遂行もままならない日系企業も多くいらっしゃいます。
オフィスへも出社することもできないどころか、ご自身が住むマンションから全く外に出ることができない日本人の方々がほとんどでしょう。
このような場合でも事業を継続するためには?
日本でも災害時や緊急事態においても事業を継続するための計画いわゆるBCP(事業継続計画)の重要性が叫ばれています。
ロックダウン中において工場や小売・飲食の店舗等が封鎖されていればその現場における業務は困難ですが、これ以外のオフィスにおける関連業務は継続可能です。
この核心となるのば社内システム・社内サーバーのクラウド化、そして発票(請求書/領収書)の電子化です。
在宅勤務・リモートワークならクラウドサーバーが最適
以前よりジョイテルでは、中国だからこそクラウドサーバーの導入をおすすめしてきました。
【中国どこでもクラウド】在宅勤務・リモートワークならクラウドサーバーが最適
今回の上海市ロックダウンのように突然にオフィスに入ることができない事態となる可能性は今後も十分にあり得ます。
実際のところ数年単位で見ると、2012年の反日デモが吹き荒れた時期、2020年のコロナ禍発生時、そして今回2022年のロックダウンと10年間で3回も発生しています。
このような事態が今後もあり得るという前提で社内の体制、システムを見直すことが必要です。
また、そのような緊急事態への対応ばかりではなく、社内のファイルサーバーやストレージ(ハードディスク)をクラウド化することにより、多くのメリットがあります。
中国で勤務する日系企業の皆様は、日本における仕事に比較してより柔軟な働き方を求められることが多いでしょう。
中国国内はもちろん国外への出張、人員の増減、オフィスや工場の移転等が多く、日本に比較して環境の変化が非常に大きいのが特徴です。
それのカギを握るのがリモートワーク、そしてどこでも仕事ができるクラウドシステムの導入が不可欠となるのです。
社内システム・ファイルサーバーのクラウド化と言っても難しいことではありません(少なくとも中国進出される中小企業様のオフィスであれば)。
クラウドも社内ネットワーク上にある物理的なサーバーも、実際に作業を行うパソコンから見ると全く同じです。
↑これが重要です。パソコンから見ると社内サーバーもクラウドも操作感においては区別は無いと言ってもよいものです。
発票の電子化がリモートワーク実現の鍵
中国における請求・支払業務の特徴は、発票と呼ばれる請求書/領収書が一体になった帳票にあります。
(発票についての詳しい解説は他のサイトに譲ります)
中国の日系企業においても毎月この発票を専用のプリンタで発行する業務を行っているのではないでしょうか?
もちろん発票を発行するプリンタと帳票類を自宅に持ち帰ることができれば、発票を発行することは可能ですが、ロックダウンであれば郵送もできません。
専用プリンタも日本でもよくある家庭用インクジェットプリンタと同じですが、緊急事態に持ち帰るのもなかなか現実的ではありません。
発票には一般発票と専用発票があり、一般発票は以前より電子化が進んでいますが、専用発票は現時点においても段階的な導入にとどまっています。
この専用発票を電子化されて、専用プリンタ等無しでもいつでもどこでも発行してお客様宛にメールで送ることができれば、、中国におけるリモートワークは完成と言えるでしょう。
しかしながら、2022年4月時点では通常の法人はまだ電子化された専用発票を発行することはできません。
上海市においては、2020年12月21日以降に新規設立した納税人のみがこの電子化された専用発票を発行することができます。
(参考)中国で進む発票の電子化と日系企業の対応 | Grant Thornton
この限られた法人のみが利用できる専用発票の電子化ですが、既に各都市税務局はプラットフォームを構築しており、企業が自社で構築したシステムからプラットフォームへのアクセスも可能とされています。
例えばですが、パソコン内のExcelマクロからプラットフォームへアクセスして電子発票を発行するということも可能になるかもしれません。
おそらく今回のロックダウンを受けて、このような専用発票の電子化にも拍車がかかるのではないでしょうか。
一般の中国企業においても、発票の発行ができないため自社口座への入金はもちろん請求もできないとの声も多くあり、これらを改善していくことは間違いないためです。
ジョイテル中国法人においても、この専用発票の電子化が認められれば一早く導入を進めて結果を報告したいと考えております。
中国でクラウドファイルサーバーの導入を検討したいなら?お問い合わせフォームもしくはジョイテルサポートセンター(support@joytel.jp)へお問い合わせをお願いいたします。
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