中国・上海でも初詣に行こう!龍華寺・玉佛禅寺がおすすめ・混雑もなく快適にお参りができます
日本はクリスマスを過ぎると一気に年の瀬、お正月気分となりますが、中国では年末年始を意識することがあまり無くなります。元旦も一つの祝日程度の扱いなので街の雰囲気もそれほど変わりません。
2023年の年末年始はまだコロナ禍の印象も残るような雰囲気でしたが、2024年は本格的に人出も増えることでしょう。
そして年始の初詣には行きたいと考える日本人の皆様も多いことでしょう。
中国・上海でも初詣ができる場所はあるのでしょうか?
もちろんあります。日本のような神社ではありませんが、歴史あるお寺が幾つかあります。
(本記事は2020年2月記事「龍華寺」「玉佛禅寺」の紹介記事を再編集・写真も2021年~2023年のものです)
※2024年初詣のご注意点
混雑緩和のため、各お寺の微信公式アカウント等にて拝観する方の事前登録と拝観日時の予約を義務付けている場合があります。
2023年年始にもこの事前登録はありましたが、元旦の混雑時を除き予約が無ければ入れないということはなかったようです。
公式アカウントの情報等をご確認ください。
上海・初詣は「龍華寺(longhuasi)」と「玉佛禅寺(yufochansi)」がおすすめ
今回、ご紹介するのは「龍華寺(longhuasi)」と「玉佛禅寺(yufochansi)」。
いずれも地下鉄で簡単に行くことができます。
日本の初詣は人が多くてうんざりするような混雑状態になってしまいますが、中国のお参りは人も少なく快適です。
年始の三が日でも普段よりは若干多くなる程度で、混雑でお賽銭を投げるところまでたどり着けないということはありません。
■龍華寺案内|精進料理のうどんがおすすめです
住所 : 上海市徐汇区龙华镇龙华路2853号
時間 : 7:00~16:30
入場料 : 無料もしくは20RMB程度(混在時期等は有料となるようです)
交通 : 上海市地下鉄11号線・12号線「龍華寺駅」から徒歩5分
微信アカウント:「上海龙华寺(longhuasi)」で検索。「予約入寺」メニューから予約をお願いします。当日分にも空きはあるようです。
地下鉄駅を出ると目の前に仏塔が見えますので迷わずたどり着くことができます。
以前はこの龍華寺周辺も殺風景な感じでしたが、現在は新しく生まれ変わっています。
近くに公園や人気のショッピングセンターが開店しているので立ち寄ってみるのも面白いでしょう。
そして、龍華寺の入口に行ってみると、門に提灯も飾られて何となく新年を祝う雰囲気が伝わります。
寺に住まう猫もお参りしています。
龍華寺の名物グルメと言えば精進うどんです。
昔からこのお寺の名物だったのですが、食堂も改装されて新しくなり(その分、少し趣きが無くなりましたが)入りやすくなっています。
この精進うどんが食べられる食堂は、門から入って一番奥の右側にあります。
「先吃面后付款(先に麺を食べて後で支払う)」と大きく書いてあります。
まずは行列に並んでうどんを受け取って食べてください。お勘定はしっかり支払いましょう。
■玉佛禅寺案内|ご本尊は奥まった玉佛殿へ
住所 : 上海市普陀区安远路170号
時間 : 8:00~16:30
入場料 : 20RMB
交通 : 上海市地下鉄13号線「江寧駅」から徒歩10分
微信アカウント:「上海玉佛禅寺(yufochansi)」で検索。「予約入寺」メニューがあります。各日の午前(08:00~12:00)もしくは午後(12:00~16:00)を選んで予約が可能であるようです。
入口から入ると大殿があり、そこだけを見て終わってしまいそうですが、玉佛禅寺のご本尊は奥まった別棟にあります。
大殿を進み、敷地内を左に道なりに行くと玉佛殿がありますので入ってみてください。
中国・お参りの作法は?周囲の人を見て真似をしてみよう!
お参りの作法も異なります。
お寺への入り方ですが、中国のお寺は大門の左右に小さな門があるのが普通で、向かって右から入って出るときは左からとなります。これはもしその人に悪い付き物があったとして、寺に入る時にその付き物が門のところで一旦離れ、また出てくるのを待っているらしいのです。同じ門から出てしまえば、その悪い付き物がまた待ってましたとばかりに再度取り付くのですが、別の門から出ればそれが取り付くことは無いということです。
まずは入口で線香を購入して火をつけ、これを両手で挟み、頭に掲げて願い事をして三回お辞儀をします。
お参りの作法は日本では「二礼二拍手一礼」ですが、中国では仏像の前で「膝を付けて拝む」のが正式です。
お祈りの方法も、中国式では願い事の前に心の中で自己紹介(名前、生年月日、住所)が必要とのこと。中国は人も多いですから神様仏様もいちいち見分けられないということでしょうか。
仏像の前での拝み方は、女性であれば手のひらを上に、男性は下にするらしいのですが、中国人の実際のお参りを見ているとあまりその作法は気にしていないようです。
いずれのお寺も意外と日本人の方も多く、境内では親子連れもよく見かけます。
2つのお寺をはしごしてお参りするのもよいでしょう。
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