中国渡航後隔離期間が7+3に短縮|隔離後の健康コードに注意|上海ロックダウンから正常化へ
※2022年12月27日追記
2022年12月26日に中国国家衛生健康委員会、国務院からコロナ禍対策について大幅緩和とする旨の発表がなされています。
最新情報はこちらの記事をご覧ください。
【速報】1月8日より中国入国時の隔離不要に!コロナ予防管理措置はほぼ解除の方向へ
以下記載内容はこれまでの参考情報としてご確認ください。
2022年6月28日、「新型コロナウィルス肺炎予防抑制法案(第九版)」が発表されました。
海外から中国への入国者の隔離期間、陽性者への濃厚接触者の観察期間がそれぞれ短縮されることになりました。
本発表時点では「何日から」の指定がありませんが、コロナ対策からの正常化へ向けた重要な一歩であると言えます。
第9版新型コロナウィルス肺炎予防抑制法案を発表
2022年6月28日、中国の国家衛生健康委員会より「第9版新型コロナウィルス肺炎予防抑制法案」が発表されました。
入国者の隔離管理は、「14日間の集中隔離医学観察+7日間の在宅健康モニタリング」から、「7日間の集中隔離医学観察+3日間の在宅観察モニタリング」に短縮されました。
濃厚接触者は、「7日間の集中隔離医学観察+3日間の在宅観察モニタリング」になりました。
濃厚接触者への濃厚接触者(2次接触者)は、「7日間の在宅観察モニタリング」になりました。
北京の政府からの発表であるため、各省、各都市においては実際にはどのような運用が行われるかは不明です。
また、現時点ではこの法案が何月何日から適用されるか、についても未定です。
※2022年6月30日追記
以下各都市において2022年6月30日0時から本「7+3」の措置へ移行することになりました。
・上海市
・浙江省 杭州市、寧波市
・江蘇省 蘇州市、南京市、無錫市、南通市、泰州市
・安徽省 合肥市
これ以外の都市においても同様の措置へ移行が行われているようです。
詳しくは在上海日本国領事館発表の各地方政府による中国国外からの渡航者を対象とした隔離措置等の概要をご覧ください。
しかしながら、北京からの国全体としてこのような方向性が示されたことは、今後のコロナ対策から正常化に向けた道筋が作られていると言えます。
※これから中国へ渡航する日本人の皆様へ注意!
「14日間の集中隔離医学観察」は強制的に指定の施設にて隔離が行われますので、基本的には自由な行動はありません。
しかしながら「+7日間の在宅健康モニタリング」には注意です。
日本人(特に中国へ初めていらっしゃる方)の感覚であれば、在宅でのモニタリングと言っても日本の自粛と同じように買い物や食事ぐらいなら出歩いてもよいのだろうと考えてしまいます。
しかしながら、この期間においてもできるだけ外出は控えた方が賢明であると考えられます。
上海日本人コミュニティでは有名な話ですが、昨年2021年年末に日本から中国へ渡航し、本規則に違反した日本人駐在員の方に対して厳しい罰則が課せられた事例があります。
在宅健康モニタリング期間において、本来ならできるだけ外出を控えるべき時期に飲食店や居酒屋等に出入りし、その後にコロナ陽性であることが発覚しました。
本人は強制帰国、2年間は渡航禁止という厳しい措置となったようです。また、出入りした飲食店等も年末のかき入れ時に営業停止となったことから、かなり厳しい批判の声も上がっていました。
このようなことが無いように、これから渡航される皆様におかれましては十分に注意をお願いします。
【在上海日本国総領事館】集中隔離後の移動には健康コードが必須
渡航者に対する各種対策から正常化に向かう中で、在上海日本国総領事館から隔離期間後の活動に関する情報も通知されています。
以下は在上海日本国総領事館から通知された原文です。
本通知内容は、外務省が提供するたびレジに登録するとメールにて通知されます。
渡航先の安全情報が通知されるため、これから中国へ渡航する皆様は登録をしておいた方がよいでしょう。
・入国時の2週間の集中隔離後、健康コードを未取得のまま、あるいは健康コードが緑色ではない状態で隔離施設を出てしまったため、次の滞在場所(ホテルまたは自宅マンション)に入れないという相談が寄せられています。
・2週間の集中隔離が終わると健康コードは緑色に変わることになっていますが、色が変わるのにはタイムラグがあり、当館が確認しているところでは最長で5日間を要した事例もあります。
・集中隔離施設からは隔離解除証明等の書類(名称は施設ごとに異なります)が発給されることもありますが、当該書類のみでは次に滞在するホテルにチェックインできず、また自宅マンションにも原則入ることができません。
・このような事態を回避するために、まず入国後は速やかに健康コードを取得してください。
・その上で、健康コードが緑色にならないうちは集中隔離施設を離れないようにし、当該集中隔離施設の担当者の支援を仰ぎつつ、滞在地のホットライン(市外局番+12345)にも相談し、必ず健康コードが緑色になったことを確認してから、当該集中隔離施設を離れるようにしてください。
■集中隔離が終わるまでに「健康コード」を取得するには?
本通知を確認して、渡航者の皆様が当然に疑問に思うのは「集中隔離が終わるまでに『健康コード』を取得するにはどうすればよいのか?」です。
健康コードを表示させるためのアプリは、決済アプリの支付宝(Alipay)、SNSアプリの微信(Wechat)、それ以外にも専用アプリもあります。
専用アプリはメールでも認証ができるとのことですが、支付宝(Alipay)や微信(Wechat)は通常は携帯電話番号を利用したショートメッセージによる認証が必要です。
もちろん中国生活においては、この健康コードの準備に関わらず、決済アプリの支付宝(Alipay)やSNSアプリの微信(Wechat)は必須のものであるため、集中隔離が終わるまでに準備をしておく必要があるでしょう。
支付宝や微信等の中国アプリは利用者本人による認証が必須であることがほとんどです。
アプリインストール後のアカウント設定時に中国の携帯電話番号を入力してショートメッセージで認証用の番号を受け取る必要があります。
つまり、中国の携帯電話番号が必須であると言えます。
■正式中国携帯電話番号を日本で受け取りたいなら?
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上海は正常化へ!ディズニーランドは6月30日から営業開始
上海市の各商業施設や飲食店では、店内での食事が許可され始めました。
- ・上海久光百貨店 6/29からレストランは店内での食事も可能に
- ・静安嘉里中心 6/29からレストランは店内での食事も可能に
- ・LaLaport上海 6/29から店内での食事も可能に
- ・がってん寿司(金虹橋広場APITA店等) 6/29から店内での食事も可能に
- ・極楽湯(碧雲温泉館) 6/30から正常営業開始
- ・上海ディズニーランド 6/30から正常営業開始
その他多数の施設にて同様のお知らせが通知されています。
上海ディズニーランドは、6月初旬のロックダウン直後には園内が雑草で覆われて酷いことになったとの動画が多数上げられていましたが、何とか正常に営業ができる状態になったようです。
上海市在住の日本人の皆様もこれらのお店や商業施設を応援するためにぜひとも出かけてみましょう!
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※本記事のイラストは「イラストAC」からダウンロードして利用させていただいています 。